新潟県妙高市の 妙高杉ノ原スキー場 へ行ってきました。妙高杉ノ原スキー場は妙高山の外輪山である赤倉山と三田原山の南東斜面にある、幅広の中斜面が連続する、滑走していてとても楽しいスキー場です。

スキー場は、全長 3,074m の長い 8 人乗り杉ノ原ゴンドラがメインの杉ノ原ゾーンと、谷を隔てて、元々妙高国際スキー場だった三田原ゾーンの大きく 2 つに分かれています。双方は最下部とゴンドラ山頂駅近くでつながっています。ただし最下部から三田原ゾーンへ行くことはできません。
ゴンドラを使って繰り返し長い距離を滑走できる杉ノ原ゾーン。途中でたるむことなく上から下まで中斜面が連続しています。朝いちばんはほとんど誰もいなく、周りを気にせず自由にシュプールを描けました。

ゴンドラ山頂駅から三田原ゾーンへ行く途中に写真撮影ポイントが設置されていました。

右手を流れる関川が新潟と長野の県境です。眼下に見えるのは長野県側の景色。対岸に黒姫山、斑尾山、野尻湖、信濃町の高原、遠くに志賀高原や菅平の山々、また空気が澄んでいれば富士山も見えるようです。
「杉ノ原スキー場のシンボル」と宣伝されていた樹齢 150 〜 200 年というシナノキ。どこにあるのかは・・・探してみてください。

こちらは三田原ゾーン。4 人乗りの三田原第 2 高速、三田原第 3 高速 のいずれも長さ 1,700m 以上の長いフード付きクワッドリフトが直列に架設されています。

2010 年頃まで、いちばん最下部に第 1 高速リフトがありました(現在は休止中?)。このリフトは長さ 2,159m で、かつて秋田県の森吉スキー場にあった長さ 2,186m の森吉第 1 高速リフトについで日本で 2 番目に長いチェアリフトでした。フード付きではないので晴れていれば日向ぼっこが楽しく、雨など悪天候時は辛いリフトでした。現在は杉ノ原ゴンドラに乗らないと三田原ゾーンへ行くことができず、ちょっと不便。

第 2 高速リフトもフード付きが登場した初期の頃のリフトなのでかなり年季が入ってきているようです。時々割れたフードの搬器に出会うことも。

特に第 2 高速リフトを使って繰り返し滑れるパノラマゲレンデはコース幅がとても広く、斜面を目一杯使って自由に滑走できます。スキーでしっかりボーゲンができる以上であれば、だれでもいちばん滑りやすく感じるコースだと思います。

そして 第 3 高速リフトの終点が妙高高原のスキー場でもっとも標高が高い、標高 1,855m です。

ここから最下部の杉野沢民宿街まで、距離 8,500m、標高差 1,124m あります。滑走しようと思えばノンストップで下れるスキー場として標高差日本一とのことです。
個人的には一気に下るのはもったいないので、写真を撮りつつ景色も楽しみながら下りたいものです。

当日はまだ雪が少ない状態でしたが、三田原第 3 高速リフト沿いの急斜面のコースが滑走不可だった以外、すべてのコースが滑走可能でした。
積雪を見込んで上げ底にしてある自販機は、上げ底の役割をはたしておらず、妙に背が高い自販機になっていました。

いずれにしても、これだけの広くて長い距離の中斜面をクルージングできるスキー場はなかなか見当たりません。

私にとっても日ごろのストレス解消のために暴走、いや、あらためて基礎的な練習をするには最適なスキー場です。
★おまけ:最近のはるちゃん★
うさぎのトレードマーク、大きな耳も丁寧にマッサージ。

あのマークはいわゆる西武系のスキー場なのでしょうか?
ワイドな中斜面が続くなんて、最高に気持ちよさそうですね!
うちから日帰りでも行けそうですので、遊びに行きたくなりました。
今日もはるちゃんが元気そうでとっても嬉しいです(*^_^*)
ボーゲン、私はまだ時々危ういのでむつかしいかなぁ ^^;
でもすごく素敵なスキー場♪ 調べてみます~~ヽ(^o^)丿
コメントありがとうございます。
杉ノ原は西武系ですね。三田原ゾーンは昔、別経営だった妙高国際スキー場ですので、ゲレンデ内に個人経営の食堂街があるなどちょっと変わった特長もあります。
いずれにしても中斜面のロングコースは楽しいですよ。ぜひ晴れた日にお出かけなさってみては如何でしょうか。
はるちゃんもよろしくお願いします。そういえば杉ノ原のシンボルマーク(?)はうさぎでした。
杉ノ原は中斜面のロングコースが魅力です。初級者でもゴンドラで登って、杉ノ原や三田原ゾーンのとても長い距離を楽しむことができますよ。
杉ノ原から三田原ゾーンへ行く連絡コースは多少急な斜面がありますが、今シーズンから緩やかな迂回コースができたようですので、ボーゲンでも行きやすくなったと思います。
関越道沿いのスキー場より遠いところにありますが、ぜひお出掛けなさってください。